法政大学 東京家政学院を系列中高化
系列化で推薦枠拡充
法政大学(東京都千代田区)(東京都武蔵野市)と東京家政学院は連携強化の基本合意を締結し、2027年度から同学院の中学・高校(同区)を系列校化します。
校名は「法政大学千代田三番町中学・高校(仮称)」に変更され、法大への学校推薦型選抜の拡充が検討されています。
定員割れ続く伝統校の現状
東京家政学院は1923年(大正12年)創立の家政研究所を源流とし、女子教育を柱に発展してきた伝統校ですが、近年は中高、大学ともに定員割れが続いています。
新体制では家政学院の教育理念と、法大の「自由を生き抜く実践知」を融合。教育連携の強化に加え、男女共学化や運営体制の見直しも視野に入れ、学校再建を図ります。
背景に“2035年問題”
背景には、18歳人口が2035年に100万人を割り込むとされる急減期があるとみられます。
大学間の学生獲得競争が激化する中、系列中高を通じて進学者を確保する動きが広がっています。
今回の提携は家政学院側の経営改善と、法大の安定的な学生確保を両立させる戦略的な一手といえそうです。
東京家政学院の吉武博通理事長は「少子化で生徒や学生の確保が難しい現状を考え、積み上げてきた教育リソースを生かすには連携が最良の選択だと考えた。中高は法大の系列校とし、大学は総合大学である法大との連携を通して家政学の発展を目指したい」と話しています。

